美容のリスク解説

ひまし油+重曹でシミは取れる?試す前に知っておきたい危険性を解説

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その「シミ取り」…ちょっと待って! ひまし油+重曹で肌に炎症→かさぶた→剥がす…は危険! 正しいケアと安全な治療法、知ってますか?

天パ たまこんぶ

✅2012年~宇津木流スキンケア(肌断食)継続中。
✅縮毛矯正卒業!癖毛を活かし中

40代主婦。「本当に必要なケアだけを、手の届く方法で」肌とお財布に優しい美容情報を、等身大の視点で発信しています。

こんな方におすすめ

  • SNSで見たシミ取り情報を信じていいのか不安な方
  • 市販のケアでは満足できず、セルフケアに惹かれている方
  • お金をかけずにシミを取りたいと考えている方

最近、SNSで「ひまし油と重曹でシミが取れる」という投稿が流れて来ました。

『肌が赤く腫れて、かさぶたになって、それが剥がれたらシミが消えました!』

そんな体験談に「有益情報すぎる」「やってみたい!」といったコメントがたくさんついているのを見て、私は正直、胸がざわつきました。

私もずっと、肌トラブルやシミに悩んできたひとりです。 だからこそ、この情報を鵜呑みにしてしまうと「危ない」と感じてしまったんです。

 

たまこんぶ
ひまし油と重曹を使う前に、こちらの記事を読んでいただけたら有難いです。

 


なぜ危険?ひまし油と重曹でシミが取れる"原理"

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ひまし油(キャスターオイル)と重曹を混ぜてシミに塗ると、肌が赤くなり、腫れ、かゆみが出たりします。やがてその部分がかさぶたになり、剥がれるとシミが取れたように見える──。一見「すごい!」と思いますよね。

でも、その原理をよく考えてみてください。

これは、肌に炎症を起こして、意図的に“傷を作っている”状態なんです。

 

アルカリ性の重曹が肌のバリア機能を壊す

重曹はアルカリ性です。肌はもともと弱酸性なので、アルカリ性の物質を長時間のせるとバリア機能が破壊されます。

そこに油分(ひまし油)が加わると、皮膚の内部まで刺激が届きやすくなり、炎症が起きます。

 

では、なぜ炎症が起きると“かさぶた”になるのでしょうか?

肌はダメージを受けると、「治そう!」とする働きがはじまります。 このとき、傷ついた部分を守るために、かさぶた(=自然な保護膜)を作ります。

これは体の防御反応で、ばい菌が入らないようにしたり、新しい皮膚を下で作るための“ふた”のようなものです。

でも、本来健康な肌にわざと傷を作ってしまうと、その修復過程で色素が沈着したり、うまく治らず“跡”になったりすることがあります。

つまり、「かさぶたができた→シミが取れたように見える」というのは、肌が無理やり傷を修復しているだけで、肌の健康が改善されたわけではないのです。

 

傷つけて「剥がす」行為はリスクが高すぎる

かさぶたになってはがれたあと、シミが取れたように見えるのは、“傷”によって肌表面の細胞が削れただけです。

深く傷ついた部分は再生しにくく、色素沈着や瘢痕(跡)として残ることも

 

転んでひざをすりむいて、かさぶたが取れたときに元の肌より白く見える──でもそれは、皮がむけただけで「治療」じゃない、ということです。


SNSの体験談は魅力的でも、だれも責任はとってくれない

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「ひまし油+重曹」でシミが取れたという体験談は、確かに驚きがありますし、写真つきのビフォーアフターを見ると説得力もあります。

でも、それってあくまで“その人にはたまたまうまくいった”というだけかもしれません。

肌の状態、体質、体調、シミの種類……同じ人なんてひとりもいません。

誰かが紹介した方法をまねしてもし合わなかったら? ひどく腫れたり、色素沈着が残ったり、むしろシミが濃くなったりしても──

SNSの投稿主は、その責任をとってはくれません。

 

たまこんぶ
事故が起きたとしても「自己責任でお願いします」という一言がついて終わりなんです。

実はシミって、皮膚科で安全に取れます

 

あまり知られていないのですが、シミには保険適用で治療できるものがあるんです。

たとえば、以下のようなものが該当します:

 

保険適用になることがあるシミ(※医師の診断が必要)

  • 脂漏性角化症(年齢とともに出てくる茶色い盛り上がったシミ)
  • 老人性イボ(見た目がいぼ状のもの)
  • 色素性母斑(茶色くて平らなあざのようなもの)
  • 炎症後色素沈着(虫刺され跡・ニキビ跡がシミになったもの)

 

これらは「治療が必要」と医師が診断すれば、数千円程度で治療できます

 

保険適用外でも意外と手が届く

そばかすや日焼けによるシミ(老人性色素斑)は、美容目的とされることが多く保険適用外になりますが、 美容皮膚科でのレーザー治療は1箇所あたり数千〜数万円程度。

高額な化粧品を何本も買うより、確実で安全な方法と言えます。


「まず皮膚科へ」のすすめ──安くて安全な選択肢

 

私たちはつい、「美容医療って高そう」と思いがちですよね。

でも、実際にはひまし油や重曹を買って、肌が傷ついて、それを治すためにまたお金がかかって……となるより、最初から皮膚科で相談する方が安心・安全・コスパがいいと私は思っています。

何より、皮膚科の先生は「その人の肌にとってベストな方法」を提案してくれます。

傷が残ったあとよりも、傷を作らない方法を選ぶほうが、肌も心も元気でいられる──そう思いませんか?


まとめ:「正しい情報」で、自分の肌を守ってあげてください

私は、自分が悩んできたからこそ、 「こうすればシミが取れるよ!」という言葉の魅力にひっぱられそうになる気持ち、すごくわかります。

でも、その方法が“かさぶたができるくらいの炎症”を前提としているとしたら── それはもう、スキンケアではなくて、自己責任で行う実験です。

 

自分の肌を、見知らぬ誰かの投稿にゆだねないで。 まずは、専門家に見てもらうという選択を、選んでほしいと私は思っています。

 

たまこんぶ
肌に優しく、後悔の無い判断をしてもらえることを願っています。

 

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✅2012年~宇津木流スキンケア(肌断食)継続中。
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