こんな方にオススメ
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固形石鹸で髪を洗う方法や効果を知りたい方
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シャンプーの歴史や成分に興味がある方
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牛乳石鹸などのナチュラルケアで頭皮や髪をいたわりたい方
「固形石鹸で髪を洗ってる」と言うと、必ず驚かれます。でも私にとっては、肌も頭皮も、そしてお財布にもやさしい、心地いい選択なんです。
この記事では、
「いつから私たちは液体シャンプーを“当たり前”に使うようになったのか?」
という歴史の話と、実際に私が行っている固形石鹸シャンプーの方法をご紹介します。
「石鹸で髪を洗っても大丈夫?」と気になる方や、シャンプー選びに悩んでいる方の視点が変わるヒントになれば嬉しいです。
液体シャンプーで頭を洗うのが「普通」「当たり前」それって本当?

固形石鹸を使い始めたきっかけ
顔、頭、身体はすべて皮膚なのに、なぜ洗う成分を使い分ける必要があるんだろう?
シャンプーで体を洗いたくないし、ボディソープで顔を洗いたくもない。
だったら、顔に使っている石鹸で全身洗えばいいかもしれない——そんな思いが石鹸シャンプーの始まりでした。
ノンシリコンやオーガニックなど、頭皮に優しいシャンプーも試しましたが……
と固形石鹸シャンプーに踏み切りました。
さらに、「そもそも日本人はいつから液体シャンプーを使い始めたの?」という疑問が湧いてきて。
自分が納得できれば、続けやすくなると思い、調べてみました。
今回は、
- 日本人とシャンプーの歴史
- 固形石鹸で髪を洗う方法
この2点を中心にお届けします。
液体シャンプーが"当たり前"になったのはいつから?
私が宇津木式を始めたのは2012年。
基礎化粧品もファンデーションもやめて肌が落ち着いてから、さらにケアを減らしていく流れで「石鹸で髪を洗う」ことに興味を持ちました。
でも、周りからは……
- 「固形石鹸で髪なんて、おじさんみたい」
- 「節約目的?」
などと言われることも。
だからこそ、まずは歴史を知ってほしいんです。
日本でのシャンプー習慣の歴史
日本人が"シャンプー"という習慣を持ち始めたのは、実は戦後から。
- 終戦(1945年)直後:月1~2回のシャンプー
- 1980年代:週2~3回
- 1990年代半ば以降:ようやく毎日シャンプーが浸透
液体シャンプーが登場したのは1960年代。それ以前は、粉末や固形石鹸で洗っていたのです。
つまり、「毎日液体シャンプー」は、ここ30~40年で定着した新しい常識。
たった数十年の間に、“普通”や“当たり前”は変化しているんですね。
思い返せば、昭和・平成のCMには「昨日シャンプーしたばっかりなのに!」というセリフも多く、毎日洗うのが当たり前ではなかったことが伺えます。
「毎日洗ってもいいくらい」なんてコピーが流れていた時代があったとは……ちょっとしたカルチャーショックでした。
こうした価値観の変遷を知ると、「常識って本当に移ろいやすいな」と感じます。
私の石鹼シャンプーの方法
注意点(石鹸シャンプーに向いていない方)
カラーや縮毛矯正で極度に傷んだ髪にはおすすめしません。髪がギシギシになります。
ダメージが強い場合は専用のケアを。
用意するもの
- 固形石鹸(無添加のもの)
- 泡立てネットやスポンジ
- 洗面器
- クエン酸
- トリートメント
石鹸シャンプーの手順
- 泡立てネットやスポンジで石鹸をしっかり泡立てます
- 洗面器に少量のお湯を入れ、泡を増やします
- 泡で頭皮を優しくマッサージ
- 髪全体に泡を広げ、シャワーで洗い流します
※髪がキシキシするので、無理に櫛は通しません。
①泡立てネットやスポンジで石鹸をしっかり泡立てます
スポンジに石鹸を擦り付けて泡立てます。

②洗面器に少量のお湯を入れ、泡を増やします
洗面器に少しだけお湯を入れ、泡立てたスポンジを入れて揉み、泡を増やします。
泡で頭皮を優しくマッサージ
洗面器の泡をすくいあげて、頭皮につけて揉み洗いします。

頭皮に泡が全て行き渡ったら、マッサージ。
髪全体に泡を広げ、シャワーで洗い流します
最後に髪全体に泡を行き渡らせてから、シャワーで洗い流します。
※髪はキシキシで指が通らないので、櫛は通しません。
キシキシ対策:クエン酸リンス
石鹸で洗った髪には石鹸カスが残りやすく、これがキシキシの原因。
これを中和するのが「クエン酸リンス」です。
私は作り置きせず、毎回洗面器にお湯+クエン酸小さじ1で即席リンスを作ります。
洗面器に髪を浸すようにしてリンスし、その後毛先にだけ軽くトリートメント。

トリートメントの量も減って、経済的にも◎
泡立ちの良い石鹸で頭皮を洗えば、スッキリ爽快。
最後にお好みのトリートメントで仕上げ
クエン酸リンスのあと、毛先中心にトリートメントをつけて、目の粗い櫛で軽く行き渡らせてから洗い流せば完了。
私は”頭皮”と”髪の毛”は別に考えていて。
頭皮にはできるだけ何もつけたくないけれど、髪の毛は死んだ細胞だしいずれ切る物なので、シリコン入りでもどんな成分でも、扱いやすければいいや!というスタンスでトリートメンとを使用しています。
泡立ちの良い石鹸で頭皮を洗えば、スッキリ爽快。
※2025年11月更新。
最近はこちらの”泡で出る無添加石鹸シャンプー”を気に入って使用しています。
\その他、お気に入りヘアケア剤はこちら/
まとめ:シャンプーは当たり前にとらわれず、心地よさを選ぶ=石鹸シャンプーになった
「顔」「身体」「頭」「デリケートゾーン」と、部位ごとに分けられたケア商品があふれる今。
でも私は、
全部の皮膚を、やさしく洗ってあげたい。
そんな思いで、固形石鹸を選んでいます。
石鹸シャンプーはまだ少数派ですが、私にとっては、自身の気持ちよさと納得感を大切にできる方法です。
一番のメリットは、「自分で選んでいる」という感覚かもしれません。
\固形石鹸洗顔について/
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