こんな方にオススメ
- 宇津木式や肌断食に興味がある
- シンプルケアを試したいけれど不安がある
- 洗顔料を使わないと本当に汚れが落ちるのか疑問
宇津木式スキンケアを始めて、早10年以上。いま私は、基礎化粧品を一切使わず、ノーファンデ・ノークレンジングの生活を送っています。
そんな私が実践している洗顔法は「朝は水だけ、夜は固形石鹸でふわっと」。 今回はその理由と、実際にこの洗顔法を続けたことで肌に起きた変化について、私の実体験をもとにお話ししていきます。
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「普通の洗顔」が合わなくなった私
宇津木式に出会う前は、当然のように朝も夜も泡洗顔。夜はクレンジングをしてから洗顔、そしてたっぷりの基礎化粧品…そんなケアを「正解」と信じて疑いませんでした。
でも、宇津木式の本を読んで「そもそも、そんなに顔って汚れてる?」という素朴な疑問が芽生えたんです。
- 朝、寝ていただけなのに泡洗顔する必要ある?
- 人間の皮膚って、そんなにゴシゴシ洗わないといけないもの?
- 洗顔料の成分って、本当に全部必要?
本を読んだり自分で調べたりするうちに、「顔も体も頭皮も同じ皮膚なのに、なぜ顔だけ特別扱いなんだろう」と、少しずつ洗顔の常識が崩れていきました。
宇津木式スキンケアが教えてくれた「角質層」の大切さ
洗顔の話をするなら、まず角質層のことを知ってほしい。
角質層は、肌の一番外側にある“死んだ細胞”が重なったバリアのようなもの。このバリアがあるから、肌は外からの刺激や乾燥から守られています。
でもこの角質層、ラップ2枚分ほどの厚さしかないんです。とても薄くて、繊細。
そんな角質層を毎日朝晩、洗顔料やクレンジングでゴシゴシ洗ってしまったら…。
バリアが壊れる → 肌が乾燥する → 化粧品で保湿 → また洗顔 → 無限ループ!
そう、気づけば乾燥肌と化粧品ループの完成です。
だから私は思ったんです。

水洗顔でも汚れは落ちる?
調べてみると、水〜34度程度のぬるま湯で、汗や皮脂・ホコリなどは十分に落ちることが分かりました。
さらに、皮膚には自然なターンオーバー(垢として剥がれ落ちる)があるので、過剰に洗わなくても清潔は保てるんだそうです。
ただし、
- 強い水圧のシャワーを直接顔に当てない
- 手でそっとすくって、優しく押し当てるように洗う
このあたりのやさしさが、とても大切です。
実際に水洗顔で過ごしてみた
私は思い切って、「朝夜ともに水洗顔」で数ヶ月生活してみました。もちろん、基礎化粧品もファンデもなしの生活です。
最初は肌が乾燥したり、Tゾーンの脂っぽさが気になったり。けれど、少しずつ肌のバランスが整っていきました。
▷ 食べすぎた次の日は顎にニキビ ▷ 寝不足だとおでこにプツッと ▷ ストレスが溜まると頬にブツブツ
肌の変化が、“内側の不調”とリンクしているのが分かってきたんです。
昔の私なら「ニキビ=薬や化粧水で対処」でした。 でも今は「ニキビ=体調や生活習慣のサイン」だと考えるようになりました。
臭いものには蓋、ではなくて、臭いものは捨てる。
固形石鹸を夜だけ使う理由
今は、夜だけ固形石鹸でやさしく泡洗顔をしています。 これは、私の肌が夜に皮脂が多く出やすいタイプだから。
- 外出してホコリを浴びる
- ストレスで皮脂が増える
そんな日中の汚れを、やさしく落とすために夜だけ使う──それが、私にとってのちょうどいいバランスです。
角質層を守って、美肌に近づく
肌は、きちんと守ってあげれば自然と整ってくれます。
“水洗顔+夜だけ固形石鹸”という方法は、私の肌にとって一番やさしく、一番調子が良いと感じるケア方法です。
宇津木式スキンケアを取り入れつつも、すべてを鵜呑みにするのではなく、自分の肌の声に耳を傾けてきました。
本の内容よりも、自分の肌が教えてくれることがある。
あなたもぜひ、今のケアを「本当に必要?」と見直してみてください。きっと、新しい気づきがあるはずです。
出来るだけ肌に優しい水洗顔&固形石鹸洗顔方法
今回は肌に優しい水洗顔の方法と、私のしている固形石鹸洗顔の方法をお伝えしていきます。
水洗顔の方法
水の温度は、水~34度くらいのぬるま湯のみ。(熱すぎると肌を痛めてしまいます)
両手のひらに水をすくい、そこに顔を入れて、手のひらに押しては離すを繰り返して洗います。
水だけで汚れが落ちるのか不安になると思いますが、その他汚れも肌の新陳代謝によってアカと一緒に落ちるのでそこまで神経質にならなくて良いそうです。
洗う時はバシャバシャ水で洗ったり、ゴシゴシ擦ったり、シャワーを直接顔に当てるのはNG。
何度もお話していますが、角質層はとてもデリケートなので傷つけないように優しく洗ってあげて下さい。
固形石鹸洗顔の方法
「油分以外の汚れは水のみで落ちるし、肌は新陳代謝があるので垢と一緒に汚れは落ちるので、石鹸は不要。」と宇津木式や肌断食などの本で書かれています。
実際に肌にはターンオーバーという新陳代謝があるので、汚れも勝手に落ちるのも分かりますし、必要ないと私も感じます。
ただ、私はストレスが溜まったり不摂生をすると、顔が脂っぽくなってニキビが出来てしまう体質。ただ、夜に石鹸洗顔をするとニキビが防げると自分の体質が分かってきたので、洗顔を続けています。
また、「油分」のみは水で落とす事は出来ません。
ですので、油分を含んだファンデーションを付けている方は洗顔が必要です。
純せっけん(無添加せっけん)を使用する
私は純せっけん(無添加せっけん)で洗顔をしています。
純石鹸以外の石鹸、「合成石鹸」は自然界に存在しない洗剤。純石鹸は、オリーブ油やヤシ油、パーム油などの植物性の油や、牛脂などの動物の脂などをベースに、苛性ソーダなどを加えて作った石鹸なんです。
また、実際に洗顔料、ボディーソープ、シャンプーを見て(沢山意味わからない成分が入っているけれど、本当に私の身体に必要なのか?)と疑問を持つようにもなりました。
\石鹸の種類についてはこちら/
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石鹸1つで頭~身体も洗う?純石鹸でシャンプーや洗顔をしても問題がない理由
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固形石鹸で洗う方法
簡単な流れ
- 泡立てスポンジで泡立てる。
- もこもこに泡立ったら顔に泡を乗せる。
- そのまま水でゆすぐ。
泡立てスポンジで石鹸を擦り、水を付けて泡立てます。
泡がモコモコになったら、両手に泡を取り顔に優しく乗せます。
ゴシゴシせずに、泡を両手のひらに乗せて、皮膚に押し当てては離すを繰り返します。
目の周りや小鼻周りは指の腹でなぞる程度。物足りない感じもしますが、汚れが残ったとしても新陳代謝で勝手にアカと一緒に落ちます。
洗いすぎて角質層を傷つける方が、肌に悪いと知っていれば、優しく洗えるはず。
水をすくって優しくすすぎます。
バシャバシャしたくなったり、シャワーを直接当てたくなったりしますがNG。
水洗いの時と同じように、泡が落ちるまで優しく洗い流してください。
私の洗い方ではなく宇津木式の本に沿って、より詳しく洗顔方法を書いています。
宇津木式先生が洗顔について、動画でお話されています ⇩
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肌断食のリアル記録|宇津木式13年間の経過と肌の変化を振り返る【実践レポ】
続きを見る
まとめ:水洗顔&固形石鹸洗顔のみで角質層が蘇り、美肌になれる
今までずっと朝洗顔、夜クレンジング&洗顔をしている中で「洗顔料で洗いすぎる事が肌に悪い」と言われても、信じられないと思います。
逆に「汚い」と思う方の方が多いと思います。
なのに何故、私がこの記事を書いているのかというと、

と思ったからです。
- これを買うと良くなるよ。
- この化粧品を使うと、綺麗になるから買ったほうがいい。
とかじゃありません。
「今使っている高い化粧品、やめたら美肌にもなる&お金が浮くよ!」
というお話です。
ブログだと一方的に私が思う事をお話しできるのですが、現実で人に話すと「変わっているね」「私には無理」「固形石鹸はないよ」と言われがちなんです。
だから、ここで同じ考え方の方にお伝えできたらいいな。と思って自分の想いを伝えています。

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