こんな方にオススメ
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チリチリの癖毛や天然パーマで縮毛矯正をやめたいと考えている方
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縮毛矯正なしで癖毛と上手く付き合う方法を知りたい方
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天然パーマの悩みや髪質改善に興味がある方
私の髪は「うねる」「広がる」程度の癖毛ではなく、1本1本がチリチリの縮毛です。
この髪を、スタイリングだけでパーマをかけているように見せています。
今は自分の個性的な髪が好きですが、数年前までは自分の髪が大嫌いでした。
縮毛矯正をしていた時は、天然ストレートの子が羨ましかった。
癖毛を活かしだしてからは、自分よりもゆるい癖毛の子が羨ましかった。
人と自分を比べて、私は誰よりも劣っていると思ったり、「なんで私だけ」と思ってしまうこともあった。
今回は私の過去、気持ちの変化、今の考え方を共有していきます。
為になる記事ではありませんが、昔の私のように悩んでいる方へ伝わりますように。

\癖毛スタイリング方法/
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癖毛がコンプレックスだった過去
私は、小学生高学年くらいから髪の癖が強くなりました。
※こちら8歳くらいの頃。まだ髪はストレートです。
中学生の時に初めて縮毛矯正をかけてから、30代後半までパーマか縮毛矯正をかけていた為、これ以降の写真で癖毛の状態の写真が1枚もありません。
縮毛矯正をしても気持ちは晴れなかった
10代~20代前半の頃は、必死で癖毛を隠していました。
癖が伸びてきたときは三つ編みにして誤魔化したり。
※前髪はアイロン、あとはキツく三つ編み。
海、プールに行く直前に縮毛矯正をかけて、濡れても大丈夫な様に調節したり。
(当時は、濡れて前髪がチリチリになると「人生終わった!」くらい落ち込んでいました)
※縮毛矯正直後でツンツンな髪。
髪について女性から嫌な事を言われた事は1度もありませんが、10代の頃は男子から「頭からチリチリのチ〇毛生えてる!」などとからかわれた事もあります。(下品な掛け合いですみません)
でも、悲しむのも場の空気が読めない気がして、自ら笑いに変えていました。また癖毛だけではなく、当時はニキビや肌荒れが酷く、コンプレックスの塊でした。
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見た目へのコンプレックスが自己肯定感を下げていた
20代になってからは、縮毛矯正の技術が上がり、ツンツンではない自然なストレートヘアになることが出来ました。
ただ、縮毛矯正は多い時は3,4カ月に1回かける+毎日ストレートアイロンをかけなくてはいけない。
当時は髪にお金も手間も沢山かけていました。
脱・縮毛矯正を決意した理由
白髪や薄毛が気になり始めた30代半ば
20代後半から、白髪がポツポツ生えてくるようになりました。
縮毛矯正は変わらずかけていたので、出来るだけ髪が傷まない様に”白髪だけ”を染めて対処をしていました。
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“ケアのしすぎ”が髪にも負担をかけていた
そこから時が経ち、30代半ばを過ぎた頃に白髪増殖、薄毛の悩みも。
「長年かけ続けていた縮毛矯正と白髪染めも原因のひとつかもしれない」と感じて縮毛矯正をやめると決意しました。
※30代半ば。白髪染めと縮毛矯正をWでしていたころ。
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縮毛矯正をやめるまでの苦悩と経過
1年9ヵ月かけて“地毛”に戻す過程
2020年、縮毛矯正をやめる決意をしました。
\やめた時の詳細記事/
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ただ、すぐに癖毛が活かせるようになるわけではありません。癖毛部分を伸ばし、縮毛矯正部分を切り落とすまで、1年9ヵ月ほどの時間がかかりました。
\脱・縮毛矯正の経過写真一覧/
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【脱縮毛矯正ブログ】1年9ヵ月で自然な髪へ|途中経過とビフォーアフター写真
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その期間は本当に辛く、長い道のりでした。
※縮毛矯正部分は真っすぐ、根元はチリチリ天パで奇妙な髪型。
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気持ちが折れそうだった移行期間の乗り越え方
今は自身の癖毛を活かして、カーリーヘアで過ごしています。
縮毛矯正中と脱・縮毛矯正後でかなりイメージが変わります。
今はストレートも好きだったけれど癖毛も好き。この髪の毛が私のチャームポイントだと思えるようになりました。
\セルフカットで脱・縮毛矯正する/
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ただ、癖毛を活かしだして直ぐに自分の髪が好きになれた訳ではありません。
初めは強すぎるチリチリした癖毛が嫌だったし、恥ずかしかった。癖毛を活かしだした当初は、自分の髪が好きではなかったんです。

自分の髪が好きになれた3つの理由
ずっとストレートヘアだったので、カーリーヘアになった私の姿を見て皆、見た目の変化に驚いていました。
\周りのリアルな声/
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縮毛矯正をやめた後、癖毛を活かしたらどう見られた?リアルな周囲の反応まとめ
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反応は様々。良い反応もあれば悪い反応もありました。
ただ、その頃には私は自分の癖毛が大好きになっていたので、どんな反応をされても、傷つきませんでした。
私が自分の癖毛を好きになれた理由は3つ。
① 海外のカーリーガールたちの存在
私の髪は1本1本が細くて、チリチリな癖毛です。
リアルでここまで強い癖毛の人に会ったことはないし、当時「癖毛 活かす」とネットで検索しても、癖毛風パーマなど、ゆる~いウェーブの方しか出てこない。
それでも縮毛矯正をやめたくて、ひらめきました。

と。
思った通り、海外には自分の癖毛を活かしているカーリーガールが沢山。自分と同じような髪質の方を見つける事が出来ました。
また、元々カーリーへアを活かしている方だけではなく、縮毛矯正をやめた方、これからやめようとしている仲間が沢山いたのです。
彼女たちのSNS投稿に、勇気を貰えました。

「癖毛=残念」でななく「癖毛=かわいい」と沢山のカーリーガールが発信し、コメント欄も”かわいい”で埋め尽くされている。
癖毛って、いいのかもと思えたのです。
② 癖毛オフ会で仲間に出会えたこと
2020年頃はまだ日本人で癖毛を活かしている方が見つからず、海外のカーリーガール達のInstagramやYouTubeを参考にして、脱縮毛矯正を終える事が出来ました。
ただ、私が住んでいるのは日本で、周りはストレートの方ばかり。
カーリーヘアを可愛いと心では思うのに、日本人の自分が癖毛を活かす事を恥ずかしく思う気持ちが消えず、脱縮毛矯正後も結んだり帽子をかぶったりして過ごしていました。
そんな時、日本人の癖毛インフルエンサーさんを見つけたんです。
CurlyMeという癖毛専用ヘアスタイリング剤の会社の創業者、カーリーガールリンさん。
当時はCurlyMeもまだなく、1人の癖毛インフルエンサーさんとして活躍をされていました。
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こちら、カーリーミーの癖毛用スタイリング剤です↓
辿り着いたタイミングで、リンさん主催癖毛オフ会の開催予定を見つけて思い切って参加をしてみました。
参加時の私は縮毛矯正部分をセルフカットした後でしたが、自分の癖毛を受け入れる事が出来ていない状態。
当時の参加メンバーの中でも、やはり自分の髪の癖が1番強く、恥ずかしくて恥ずかしくて。「本当に変じゃない?おかしくない?大丈夫?」とネガティブな発言をして、リンさん含め周りの方を困らせた気がします。
そんな私に対して、皆「そんなことない!凄く可愛い」「羨ましいくらいの髪質」「自信もって、凄く似合ってる」と励ましの言葉を沢山言ってくれたんです。
私ね、自分の髪を褒められたのは、この時が初めての経験で。大袈裟と思われる方も居ると思うのですが、褒められた時に嬉しくて、泣くのをずっと我慢していました。
今でも忘れられない、凄く嬉しかった出来事。
皆で悩みについて共有し、共感する時間も私にとっては癒しで。沢山褒めてもらえて、受け入れてもらえて、私はオフ会の帰り道、カーリーヘア全開で1人で街をブラブラ。凄く誇らしい気持ちで人混みを歩きました。
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③ 家族や身近な人の言葉に救われたこと
オフ会から自宅に帰る時に(さっきは癖毛の方達ばかりだったけれど、こんなにクルクルな髪を、夫はどう思うんだろう)と急に恥ずかしくなりました。
ただ、私の髪を見た夫は「いいんじゃない?」と言ってくれました。何度も「本当に?本当に変じゃない?」という私に対して「個性的だけれど似合っているよ。」と言ってくれたんです。
また、その日の夜外食に出かけた際に、いつも通り腕を組んで歩いた夫を見て(本当にこの頭、変じゃないんだな)と安心しました。(どれだけ疑い深いんだか笑。それくらい、私は自分に自信がなかったのです)

私自身、自分が1番自分の癖毛を認めていなかった。癖毛は長年のコンプレックスだったからこそ、人に見せるのが怖かった。
誰かに褒めてもらい認めてもらえた事で、やっと自分に自信を持ち、ポジティブになる事が出来たんだと思います。
実際に癖毛を活かしだしてから、私の髪型について、否定的な言葉をもらったこともあります。でも、SNS上にいる沢山のカーリーガール、オフ会で出会った癖毛仲間、夫に褒めてもらった言葉がお守りみたいに私を守ってくれていて(人それぞれの好みは違うからね)と思っただけで終わりました。
何を言われても、傷つきもしなかったし「どうでも良い」と思ったのです。
1人じゃないと思う事、自分を受け入れてくれる人がいたから、私は自分の髪を好きになる事ができたのです。
自信満々でいると、周りも褒めてくれる良い循環になる
ポジティブな姿勢が周りの反応も変えていく
だた、やはりストレートからクルクルヘアへの変化に対しては、皆が驚きます。
そんな時は、相手の反応を待たずに「縮毛矯正をやめたら、こんなにクルクルになったの!」と自らポジティブは反応をすれば、周りも同じくポジティブな反応を返してくれるんだと分かりました。
皆大人なので(本人が気に入っているんだな)と分かれば、好みはストレートヘアだとしても「いいね!」と言ってくれる人がほとんど。
私自身も癖毛を活かし始めて3年ほど経ちますが、今はもうクルクルヘアが通常の私であり、今の髪を「可愛い」と褒めてもらえます。
そんな風に過ごしていたら、いつの間にか私自身の”癖毛コンプレックス”は消えていました。そして今は、私と同じように強い癖毛に悩んでいる方に「癖毛は活かすことが出来るんだよ」と伝えたくて癖毛のスタイリング方法や、ヘアアレンジ方法を投稿するようにもなりました。
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まとめ|癖毛を受け入れることで、自分自身を好きになれる
今の私をみて、「この人は元々ポジティブな人なんじゃない」と思う方もいらっしゃると思います。
そんなことはない。私も髪に対してのコンプレックスが強くて、自分に自信が無くて落ち込んだり、人に対して「羨ましい」「いいな」という気持ちを長年持っていました。
そんな中、SNSで自分と同じ髪を持つ方と出会い、自分1人じゃないと思えました。
(皆、口に出さないだけで悩みはある。それを克服しようと頑張っている。)
皆を見て、私も前に進もうと勇気を貰えたんです。
そして、家族、友人からの優しい言葉も、私に自信を与えてくれました。
今、癖毛に対しての悩みがあり辛く感じているのであれば、SNSやYouTubeなどで癖毛を活かしている人を見て、交流する場があったら是非参加をしてみて下さい。
また、インターネットが普及した今は、自分と同じ悩みを持つ人に出会えるようになりました。1人で悩んでいる方が少しでも減り、自分自身の髪を好きになれる人が増えますように。。!
