こんな方にオススメ
- 赤ら顔に悩んでいる方
- 赤み・肌荒れを隠す為にファンデーションがやめられない方
今回は肌荒れ・赤ら顔についてお話をしていきます。
ファンデーションやコンシーラーで赤みを隠しても、誤魔化しているだけで元から治す事は出来ません。「慢性的に肌に赤みがあるけれど、何をしても赤みが消えない」という方は是非読んでみて下さいね。
赤ら顔を治す為に出来る事
- 赤ら顔なのでファンデーションがやめられない。
- 肌の赤みを消したいけれどどうしたらいいか分からない。
- 肌断食をすると肌の赤みは消えるの?
こちらのブログ低コスト美容実験室の読者様より、赤ら顔について質問を頂きました。
ただ、私自身肌の赤みが続いたことが無く体験や知識がない為、肌の専門家である形成・美容外科医の宇津木龍一先生に教えて頂きました。
\宇津木先生プロフィール/
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宇津木龍一先生インタビュー①プロフィール&宇津木流スキンケアを12年間続けてオススメしている理由
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\宇津木先生の著書/
赤ら顔の原因とは
赤ら顔の原因の多くは、界面活性座によるバリアーの破壊や、アレルギーなどによる皮膚炎、が原因です。
慢性的な炎症によって、さらにバリアーが破壊され、どんどん皮膚が薄くなり、末期状態になってしまいます。
末期状態は、バリアの完全な破壊、高度の炎症症状、皮膚の極端な菲薄化、によって顔がいつも真っ赤で、ビニール肌といわれるつるつる状態、極度の乾燥などが特徴です。
”赤ら顔”になる原因は、皮膚に炎症が起こっているからです。
皮膚に炎症が起こる理由は人それぞれで、基礎化粧品に含まれている界面活性剤で皮膚のバリア(角質層)が壊れてしまったり、なんらかのアレルゲンによってアレルギーを起こし、皮膚に炎症が出ている場合もあるようです。
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赤ら顔を治す為には肌荒れの原因を取り除かなければいけない
それ(肌の赤み)を隠すファンデーションをしていても治せるとしたら軽症の場合です。
まず原因をとりのぞかないと治るのはほぼ不可能です。原因は、毛染め、合成洗剤、ヘアケア製品、化粧品などが一般的です。
やっかいなのは、自分はそれらをすべて中止したとしても、同居人が使いつづけていれば、その影響を受けてしまうので、やめたことにならないという問題もあります。
特にアレルギーの場合は原因となっているものを、時々でも、
重症の赤ら顔を治す為には、皮膚に炎症を起こしている原因を取り除く事が必要です。
- 化粧品
- ヘアケア用品
- 洗剤(洗濯・掃除など)
- ヘアカラーなど毛染め
- その他
ただ、上記のような物が私たちの周りには溢れ、何に対してアレルギーを起こしているのかを特定するのを難しいのが現状です。
柔軟剤&洗剤を変えて
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赤ら顔をレーザーで完治させることは出来ない
重症の赤ら顔を治すのは難しいです。レーザーなどで赤く見える原因の毛細血管を焼き飛ばしたり、軽いやけどをさせてコラーゲンを増やして一時的に瘢痕で皮膚を厚くして、血管がすけて見えなくすれば一時的には改善できます。スキンケアに限らず、今の医療はそのような姑息的治療をしている例は多いです。
しかし、それはステロイドで炎症を治すのと一緒で、2-3ヶ月で再発してさらに条件はわるくなるので、治しにくくなります。
赤ら顔のレーザー治療については一時的に改善が見込まれますが、それで完治が出来る訳ではないとの事。
上記の説明の通り皮膚に瘢痕をつけるものなので、皮膚が良くなるわけではありません。一時しのぎで誤魔化しているだけで、根本の治療ではないと感じました。
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まとめ:赤ら顔は皮膚に炎症やアレルギーが起きているので自己判断ではなく皮膚科受診を
肌の赤みはファンデーションを塗れば誤魔化せるから、、、と、赤ら顔に悩んでいても病院を受診しない方もいらっしゃると思います。
ただ、肌の赤みに悩んでいる方は、1度専門医に診察してもらう事をオススメします。
理由は、重症化する前に、正しいスキンケアをして欲しいからです。
化粧品のパッケージには良い事が沢山書いてあります。ただ、注意書きをよ~く見ると「※お肌に異常がある時や肌に合わない場合は使用を中止してください。」と必ず記載があます。赤ら顔は”お肌に異常がある時”に当てはまります。
軽い肌荒れであれば、基礎化粧品などをやめて少しだけ様子をみるのも良いと思いますが、強い赤みや肌荒れはなんらかの病気やアレルギーを起こしている可能性があります。自己判断でスキンケアをせず専門医に診療してもらう事が赤ら顔を治す近道になると思います。