こんな方にオススメ
- マスクは肌にいいのか悪いのかを知りたい方。
- マスクをすると肌が荒れる方。
2020年、コロナ禍はどこに行くにも「マスク着用」が求められる時期がありました。
あれから3年半以上経ちますが、今もマスクを日常的につけている方が多いように感じます。
現在マスクをしている方の理由を調べた所、「コロナが怖くてしている」「感染症予防」「マスクを外すのが恥ずかしい」「美容の為」さまざまな理由がありました。
今回はその中で「美容の為」にマスクをしている方向けでお話をしていきます。
美容の為にマスクをしているという方の意見
- 日焼けをしたくないので、マスクで紫外線を防いでいる。
- 肌が乾燥するので、マスクで保湿している。
- ほうれい線、シミ、肌荒れを隠す為につけている。
さて、その対処法、本当に肌に良いのでしょうか。
マスクをする事によって、本当に肌が綺麗になれるのでしょうか。
結論を先にお話をすると「マスクは肌に良くない」です。
ということで、今回は「マスクをすると何故肌に悪いの?」という疑問に対しての「理由」をお話していきます。
マスクをつけてから肌が荒れだした過去
私がコロナ禍の時に働いていた会社も当時、マスク着用が決まりとなりました。
理由は「15分以上〇メートル以内の空間にいた場合、無症状でもコロナ陽性になった際に濃厚接触者になり、出勤不可になる為。」とかだったと思います。
当時はマスクをしない事が”悪”という空気もあり、私も仕事中はずっとマスクをしていました。
その時期に口周り、鼻、目頭あたりにニキビが出来る様になりました。
その後、中々治らない為、皮膚科にいきました。
マスク荒れ:ニキビ薬を処方されてもニキビが治らず
お医者様からは、抗生物質の飲み薬と塗り薬を頂きましたが、1週間経っても治らなかった為、再度同じ皮膚科に行き治らない事をお伝えしました。
処方されたのはこちらの薬。
真菌に効果があり、皮膚カンジタや脂漏性皮膚炎などで処方がされる薬です。
こちらを塗って様子を見る事にしました。
マスク荒れ:マスクの下は雑菌、細菌、真菌(カビ)にとってはパラダイス
処方されたカビ用の薬を塗り始めて3日ほどでニキビが引き、1週間後には肌が綺麗になりました。
肌が健康であれば常在菌が肌を守ってくれるので、通常真菌などで肌が荒れる事はありません。
ただ(毎日ガサガサな不織布のマスク着用、摩擦で肌が弱っていた為、真菌によって肌が荒れた可能性がある。)とお医者様に言われました。
また、マスク内は湿度も保たれ吐息で温度も高いので、細菌、真菌などにとっては居心地のいい場所だった様です。
その後、会社に「肌に不調が現れるので装着不可です」と話し、私はマスクをつける事はなくなりました。以降、同じような肌荒れはおきなくなりました。
マスクで日焼け対策・乾燥対策はしてはいけない
ずっとマスクをつけていると自分の吐息で肌が湿っている為、角質層がふやけてダメージを負いやすい状態になっています。
マスクをつけているだけでも、常に肌にマスクが当たっている状態なので肌に悪い。
肌がダメージを受けやすい状態なのに、喋ったり、顔の表情を変えたり、ずれたマスクを治す際に摩擦が生じると、より肌にダメージを受けてしまうのです。
角質層ついては
\こちらの記事で詳しく話しています/
-
【宇津木式】角質層=死んだ細胞?化粧品を使わない方がターンオーバーが正常化する理由
続きを見る
マスクは肌の乾燥を加速させる?
以前、「肌を保湿する為にマスクをしている」と仰る方がいました。
同じように思っている方はいらっしゃいますか?
実際にマスクをして息をすると、自分の吐息でしっとりしているように”錯覚”をしてしまう方もいるかもしれませんが、これ逆です。
マスクをすると肌の乾燥が加速してしまうのが事実です。
まず、マスクをすると自分の吐息でマスク内が湿ります。
マスクには多少隙間がありますが、そこからマスク内の水分が蒸発する際に、一緒に肌の水分も奪っていってしまうのです。
マスクを1日中つけているということは、1日中肌の水分を蒸発させているという事。
逆効果なのです。
マスクをしている時は顔が湿っているので乾燥を感じないかもしれませんが、外して直ぐに肌がパリパリ、ヒリヒリする方は、肌が乾燥しているという事です。
マスクと肌の摩擦からシミが出来る?
”紫外線によるシミ予防”でマスクをつけている、というお声も聞く事があります。
実際に紫外線により、シミが出来てしまうのは事実。
シミの元メラニンは、紫外線から皮膚を守るために作り出されます。メラニンが肌に過剰に蓄積されてターンオーバーが上手くいかないとシミになってしまいます。
\私は過剰に紫外線を避けません/
-
宇津木流スキンケア(肌断食)をしている私が、日焼け止めを毎日塗るのをやめた”3つの理由”
続きを見る
\出来たシミはレーザーで取っちゃう/
-
【宇津木式・肌断食をしている私のシミ取りレーザー経過写真:ビフォーアフター】12日間のダウンタイム記録
続きを見る
ただ、
シミの原因は紫外線だけではありません。皮膚の摩擦からシミが出来る事もあるのです。
肌に摩擦など刺激があると、肌に炎症が起きます。
炎症が起きる中でメラノサイトも刺激されて、そこからシミになる事もあるのです。
シミ予防としてマスクをしている方は、逆にそのマスクがシミが出来る原因になっているかもしれないのです。
\私のシミ予防方法/
-
【宇津木式スキンケア・肌断食をしている最中のシミ予防対策】日焼け止め、基礎化粧品、美容医療以外で出来る方法
続きを見る
まとめ:マスクで日焼け・乾燥対策は出来ないので美容の為に使用はしない方が良い
私はマスクを仕事中にずっとつけていた結果、ニキビが出来てしまいました。
マスク荒れの原因
- マスクの摩擦による肌荒れ
- マスク内が自分の吐息で湿度が高くなり、雑菌・真菌が繁殖
- 真菌により肌荒れ悪化
マスクを止めないと治らない、悪循環を繰り返していました。
また、雑菌や真菌が増えてニキビが出来る事だけが問題ではありません。
マスクの害
- 雑菌・真菌が増えてニキビ、肌荒れ。
- 肌の乾燥が加速。
- 角質層のバリアが壊れる。
- マスク摩擦で肌荒れ、シミが出来る。
こちらのブログは美容について発信しているので、肌についての問題点のみお話をしていますが、美容以外でもさまざまな問題があります。
マスクをする事によってシミ、シワが予防出来たり、マスクをしたから肌が綺麗になったりする事はないのです。
肌を綺麗にしたくてマスクをしているのであれば逆効果。肌に対しての刺激が少ないことが美肌に必要な事なのです。
ただ、医療職など仕事柄つける事が必須という方もいらっしゃると思います。
そういう方は、肌に当たる部分はシルク素材のインナーマスクなどをつける事をオススメします。直接不織布をするよりは、負担が少なくなると思います。
口周りの処理はカミソリではなく
\光美容器使用で肌を労わる/
-
【エステ・医療脱毛・家庭用光美容機何がオススメ?】エステと光美容器を試した私の本音
続きを見る